竹ふえの自家水源泉

地下の天然水のみで暮らせる熊本地域は日本一の地下水都市といわれており、熊本市内の公共用水は100%地下水を利用してございます。またその中でも竹ふえがある阿蘇は中九州の水瓶といわれております。
阿蘇は、世界最大級のカルデラ火山でございます。中央に五岳がそびえ、まわりを外輪山が取り囲みます。 阿蘇のカルデラ形成に関係した火山活動は、およそ30万年前に遡り、その後約20万年間の間に、4回の大噴火を繰り返しました。 その爆発は火砕流と呼ばれる噴火で、大量に吐き出された軽石や火山灰層は堆積物となり、北部中九州をすっぽりと覆いました。 厚く積もった火山灰層は水を通しやすい地層を形成し、天然のフィルターとなり、現代の阿蘇に日本一の地下水をもたらしました。

わが国、日本では水道の普及率は97%を超え(国土交通省 土地・水資源局 平成21年11月のデータより)、安価で直接飲用できる安全な水を供給していますが、近年ではミネラルウォーターの消費量の増大や家庭用浄水器の普及が進むなど、飲用に「安全でおいしい水」を求める社会的関心が高まっています。
また、地球で循環している水は14億km3ぐらいであると推定されております。97。5%が海水で、人が生活に使える真水(淡水)はわずか2.5%しかございません。しかもその真水の2/3以上が南極や北極などに氷として存在しています。河川や地下水として約0.8%存在しますが、その内安全な水として飲むことができる水は、約0.001%と言われ、おいしい水となると更に希少な水と言うことができます。

竹ふえがございます地域は、標高約700Mに位置し、阿蘇を代表する白川水源、けやき水源、池山水源などの豊かな水源に囲まれ、特に白川水源は日本の名水百選にも選ばれている湧水でございます。 竹ふえ敷地内から湧き出る湧き水を当旅館では”竹林水”と呼び、”竹林水”は保険所検査で許可いただいた飲料水でございます。水質検査の結果、竹林水はpH6.6の弱酸性、硬度26.1mg/lの軟水で極めて不純物が少なく、おいしくお召し上がりいただけます。 竹ふえでは全てのお水に”竹林水”を使用しております。
竹ふえ熊本水道水
水質検査結果書

蒸発残留物

主にミネラルの含有量を示し、量が多いと苦味、渋味等が増し、適度に含まれると、こくのあるまろやかな味がします。

おいしい水
グラフ:蒸発残留物

硬度

カルシウムやマグネシウム分のことでミネラルの主要成分ですが、これが不足すると水の味のまろやかさが失われます。
硬度が低い水はくせがなく、高いと好き嫌いがでます。

おいしい水
グラフ:硬度

過マンガン酸カリウム消費量

有機物量を示し、多いと苦味をつけ、多量に含むと塩素の消費量に影響し、水にカビ臭などの異臭味を与えます。

おいしい水
グラフ:過マンガン酸カリウム消費量

臭気

測定しようとする水を無臭の水で希釈し、無臭になったときの希釈倍数を言います。特にカビ臭やドブ臭が問題になります。

おいしい水
グラフ:臭気

pH

水にはその性質により酸性・中性・アルカリ性の3つあります。pHの値には0~14までの目盛りがあり、7を中性もしくは
化学的中性点とも言います。7より小さくなるほど酸性が強く、7より大きくなるほどアルカリ性が強くなります。

おいしい水
グラフ:pH